#号外 今年一年ありがとうございました

「海辺の手紙」を読んでくださってありがとうございます
柊有花 2024.12.29
誰でも

こんにちは。こんばんは。イラストレーターで詩人の柊有花です。

仕事が納まったなあというわけではないのですが(2月の展示準備中です)、年末年始のお休みに入られている方もたくさんいらっしゃるようなので、このあたりでみなさまへごあいさつできればと思い、ふたたびお手紙を書いています。今月だけで何通もお送りしてしまってすみません!なんとなくこういう節目の季節は手紙を書きたくなってしまいます。

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このニュースレター「海辺の手紙」を読んでくださっているみなさま。いつもほんとうにありがとうございます。SNSだけでなく、この「海辺の手紙」を受け取って、読んでくださる方がいらっしゃることにいつもとても励まされています。

今年はクライアントワークだけでなく詩画集の刊行や個展など、さまざまな場所でみなさまとお会いしたり、絵に触れていただく機会がありました。東京だけでなくひさしぶりに関西−神戸でも展示をおこなうことがき、そこでたくさんの方とお話しすることもできました。

わざわざ時間をとって、交通費などのお金をかけて誰かに会いに行くということはそれ自体がもう大きな愛のようです。何度個展をやっていても、毎回心からそう思います。誰かの人生の一幕に自分の個展の時間がある。それはあたりまえのことではないです。個展で在廊していると、普段わたしが描いたり/書いたりしているものを受け止めてくれるひとがここにいるということにいつも驚かされ、何物にも代え難い喜びを感じます。

そして今年は詩画集『旅の心を取り戻す』という本の刊行がありました。本の制作にあたって「絵ではなく言葉を軸にすえた本を作ろう」という目標を掲げていたのですが、そうして作った本がどれだけの方に受け止めてもらえるのか、とても不安でした。

けれどTitleや自由港書店での刊行展ではほんとうにたくさんの方にお越しいただき、本をお迎えいただきましたし、Titleの今年売れた10冊の中の一冊にもランクインすることができました(!)。もちろんどれだけ売れたかが一番大切なことではないのですが、わたしがもともと好きな、信頼している本屋さんでそれだけの数の本を届けることができたというのは、わたしにとって大きな喜びと励みになることでした。

そしてわたしのやりたいことは絵や言葉を通じた相互のコミュニケーションなのだなと、一年を通じて再確認することができました。絵や言葉が偶然にも届いた(届けられた)そのひとの暮らしのこと。これからのこと。だから宛先のある手紙を書けることはやっぱりわたしにとって大きな意味があります。

ひとつひとつ時間がかかってしまうし、クライアントワークと個展の制作を効率よく進めることができなかったり、作りたいものを作るための予算が足りなくなってしまったり、今年一年だけでも自分の中での課題はさまざまあるのですが…それを差し置いても大きな実りのある一年だったと思っています。


来年もまた個展やお仕事などでみなさまへ絵や言葉をお届けする機会を作れそうです。
もしよろしければ、来年もまたおつきあいいただけましたらうれしいです。

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 一年のお礼に、この絵をプリントできるようにしました。

セブンイレブンのネットプリントでプリントすることができます。
・予約番号67061453
・はがき カラー
・2025/01/05まで
※個人でお楽しみいただく範囲内でお使いください

今年のお手紙はこれでおしまいです。
みなさま、よい年末と、年の始めをお迎えください。
ほんとうに今年もありがとうございました。

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